中村建設株式会社

木の家、自然素材住宅、注文住宅、木造住宅の中村建設

住宅を建てるための土地探しのポイント

<<戻る

一言で土地を探すと言っても、何から始めれば良いのか分からないのが普通だと思います。大抵の方は、最寄りの不動産会社、建築会社に相談に行かれるのではないでしょうか。
もし希望の土地が見つかったとしても、土地にはいろいろな法的規制がかけられているため、住宅を建てることができない場合もあります。土地を探すにあたり、これだけは知っておいて欲しい用語があります。それは、

市街化区域

住宅建設が可能な地域のことです。その住宅が建築基準法などに適合した建物ならば、建築することができます。但し一部例外があります。

市街化調整区域

原則、住宅などの建物は建築することができない地域のことです。但し、一定の条件を満たせば建築することが可能となる場合があります。

詳しくは、役所などに問い合わせてもらえれば分かると思いますが、その土地にどのような期制がかかっているのかを知っておくことが大切です。


希望する土地の期制が分かったら、次は現地視察です。地図では表示されない情報がたくさんあるので、必ず自分の目で確かめるのが重要です。そこで、特に注意したいポイントを挙げておきます。

その土地に接している道路の道幅や向き

注意すべきは、土地に接する道路の幅です。住宅を建てるためには、最低4メートル以上の道幅を持つ道路に、2メートル以上の間口で接していなければなりません。間口が2メートルに満たなければ、建築することはできません。
また、間口が2メートル接していたとしても、接している道路が道路法や建築基準法で認められたものでなければ建築できません。法律で定められていない道路は、「通路」としてみなされ、「道路」ではないと解釈されるからです。

土地の地盤の強さ(以前は沼地や田んぼだったかどうか)

地盤改良の工事を行うことで地盤の強度を上げることはできますが、その分費用が余分に掛かります。

土地の形状や傾斜、日当たり等

その土地がどのような場所にあるかが重要です。高台の上にあるのか、隣地との境はどのようになっているのか等により、日当たりが随分と変わってきます。

生活インフラの整備状況

上下水道の整備状況(下水が通っているのか、浄化槽か。配管が近くにあるか等)、ガスは都市ガスなのかプロパンガスなのか。などを確認します。

周辺の環境(交通量、生活の利便性、交通手段等)

近くに鉄道駅、パス停はあるのか、医療・商業施設などはあるか、学校までの距離はどのくらいなのかを確認します。ここで気を付けたいのは、学校区がどうなっているかです。近くに学校があっても学校区が異なると通えない場合もあります。

希望に合った土地というのは、なかなか見つかるものではありません。時には妥協しなければならない場合もあります。これだけは譲れないというポイントを2,3個に絞って探すのが良いでしょう。

土地探しチェックリスト

□道路幅は広いか
□地盤は強いか(地番改良の要否)
□ある程度広い土地が必要か(庭、駐車スペースの要否)
□土地は平坦な場所にあるか(高低差、傾斜などの有無)
□土地の形状は四角形かどうか(旗竿地や不成形地等)
□日当たりは良いか(土地が南向きかどうか)
□街灯の整備状況はどうか(夜道の安全性)
□隣地との境界線は明確になっているか
□周辺の環境はどうか(車の往来が多い、騒音・異臭など)
□駅やバス停は近くにあるか(通勤、通学の利便性)
□学校施設が近くにあるか
□商業施設が近くにあるか
□医療・福祉施設が近くにあるか
□役所等の公共施設が近くにあるか