中村建設株式会社

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ソーラーパネルについて

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現在、ソーラーパネルは、東日本大震災以降、政府の方針ということもあり、自然エネルギーの活用の一環として、多くの住宅屋根に設置されております。設置費用は掛かりますが、売電可能ということもあって初期費用が回収可能で、なにより二酸化炭素を排出しないエコなエネルギーであるというメリットがあります。
確かに非常に素晴らしいものですが、皆様はパネルの交換や処理まで考えたことはありますか?

現状、使用済みパネルの一部はメーカーが回収し再利用されていますが、その多くは産業廃棄物として処理されています。廃棄物処理に関する法律は厳しく、分別するのに多大な労力を要します。パネルに使用されているフィルム・配線等は人力で分別され、パネルは加熱・破砕処理され、リサイクル可能なものと廃棄物(埋立処理されるもの)に分けられます。現在の技術では、このサイクルにかかるコストが高く、埋立処理される割合が非常に高いそうです。そうしますと、二酸化炭素という意味ではエコかもしれませんが、埋立(ゴミ)という一面で見ますと、エコといえるのだろうか・・・?と疑問に思ってしまいます。

処理費用は結果的に設置費用分、もしくはそれ以上かかってしまうと産業廃棄物処理場の方からお伺いしたことが、今回ソーラーパネルのデメリットについて考える機会となりました。
住宅に関するゴミ処理問題は、年々厳しくなっており、ソーラーパネルに関しても同様に厳しくなっていく可能性は考えられます。技術等の向上により、パネルが限りなく100%再利用されて初めて、太陽光発電はエコなのだといえるのではないでしょうか。

メリットデメリットをよく考えてから、ご利用頂くことをお勧めいたします。